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可愛くなかった妹が可愛くなった2

前:https://www.chichi-pui.com/posts/392b88b0-e399-427b-a421-989092193ccb/

妹はメイクもファッションも完璧に決めて、少し自信を取り戻したように見えた。
以前の彼女と比べると、その姿には確かに変化があった。
けれど、僕にはわかる。
妹の中にはまだ不安が残っていることを。新しい自分に踏み出したばかりの彼女は、まだその「新しい自分」を完全に受け入れきれていなかった。

妹が僕にぽつりと言った。
「兄貴、もっと私に自信をくれよ。もっと私の可愛いところ、いいところ、教えてよ。勇気ちょうだい。」
その言葉は、妹の心の奥底からの叫びのように聞こえた。
僕はその頼みに応えるべく、妹の良いところや可愛いところを、これでもかというほど伝えた。
彼女の笑顔がどれだけ魅力的か、話すときに少し首をかしげる癖がどれだけ愛らしいか、そして彼女がどれほど努力家であるか――そのすべてを、僕は一つ一つ丁寧に言葉にした。

「お前がどれだけ頑張ってるか、俺は知ってるよ。」
そう言うと、妹は驚いた顔をして僕を見つめた。僕は続けた。
「この間、書店で愛想よくなるためのノウハウ本を立ち読みしてたよな。あれ、俺見てたんだぞ。」
妹は一瞬固まった後、「うそでしょ!」と叫んで顔を赤くした。
さらに僕は畳みかける。
「母さんの買ってる女性誌の特集記事、こっそり読んでメイクの練習してたのも知ってる。夜遅くまで部屋の鏡の前で、何度も何度もアイラインを引き直してたよな。」

妹の顔はどんどん赤くなっていったけれど、僕は止まらなかった。
「それだけじゃない。お風呂に入ってるとき、のぼせるまで鏡に向かって笑顔の練習してたのも知ってるぞ。あれ、めちゃくちゃ頑張ってたよな。それに、天然アイドルの愛されエピソードを真似してみたら、逆に周りをドン引きさせたって話も聞いたぞ。」
そう言うと、妹は「もうやめて!」と叫びながら枕を掴んで顔をうずめた。

枕に顔を埋めたまま、妹は小さな声で「なんでそんなことまで知ってるのよ…」と呟いた。
僕は笑いながら、「お前が思ってる以上に、俺はお前のことをちゃんと見てるんだよ。お前はすごい努力家だし、その努力をしてる姿が本当に可愛いんだ。だから、自信を持てよ。」と伝えた。

妹がぽつりと言った。「兄貴、私、変わりたいって思ってる。でも、変わったところで、誰も私を受け入れてくれないかもしれないって怖いんだ。また陰口言われる。どうせ、私なんて…」

その言葉を聞いて、僕は胸が締め付けられるような思いをした。妹はこんなにも悩んで、こんなにも恐れているのに、それを誰にも打ち明けられずに一人で抱え込んでいる。僕は深呼吸をして、彼女に向き合った。

「聞いてくれ。」僕の声に妹は顔を上げた。その瞳には涙が浮かんでいる。
「俺はずっとお前を見てきた。お前がどれだけ頑張ってるか、どれだけ変わろうとしてるか、全部知ってる。お前は本当に努力してるし、その姿はめちゃくちゃ格好いいんだ。だけどな、変わることって怖いよな。俺もそう思う。変わった自分が受け入れられないかもしれないって考えたら、不安になるのは当然だ。」

妹は黙って僕の言葉を聞いていた。
僕は続けた。「でもな、変わるってことは、自分をもっと好きになるための第一歩なんだ。お前が変わりたいって思うのは、今の自分を否定するんじゃなくて、もっと自分を好きになりたいからだろ?それってすごく素敵なことだと思う。お前が変わったところで、もし誰かがそれを受け入れなかったら、それはその人の問題だ。お前の問題じゃない。」

妹の目が少しだけ揺れたのがわかった。僕はさらに言葉を重ねた。
「お前が変わることで、きっとお前自身がもっと自分を好きになれる。もっと自信を持てる。そしてその自信を持ったお前は、きっと周りの人たちに良い影響を与える存在になる。だから怖がらなくていい。お前がどう変わろうと、俺はずっとお前の味方だ。お前がどんな姿になっても、俺はお前が好きだし、お前を応援する。」

妹はじっと僕を見つめていた。そして、ゆっくりと涙が頬を伝い落ちた。彼女は震える声で言った。
「本当に、私が変わっても、受け入れてくれるの?」

僕はしっかりと彼女の目を見て頷いた。
「もちろんだ。お前は俺にとって大切な妹だ。変わることを恐れずに、前に進め。俺はずっとそばにいるから。」

その言葉を聞いて、妹は小さく頷いた。そして、涙を拭いながら「ありがとう」と呟いた。その声はまだ弱々しかったけれど、そこには少しだけ希望の光が見えた気がした。

妹はしばらく何も言わずに枕に顔をうずめていたけれど、やがてゆっくりと顔を上げた。その瞳には少し涙が浮かんでいたけれど、そこにはどこか決意のような輝きも感じられた。
そして、妹は小さな声で「ありがとう」とだけ言った。その言葉には、これまでの不安や迷いを少しだけ乗り越えたような力強さがあった。

妹がどれだけ努力しているかを知っている僕だからこそ、これからも彼女を支えていこうと心に誓った。その努力が報われる日が来ることを、僕は信じている。そして、その日が来たとき、妹はきっと本当の意味で自分を好きになれるはずだ。

唐突に妹はスカートとブラウスを脱ぎ下着姿になった。
戸惑っていると妹は僕に抱きつき僕の胸で涙を流し始めた。
「馬鹿、ちょっと泣かせろ」僕はそっと妹の背中に手を回して抱き寄せる。妹も僕の背中に手を回しぎゅっと力を入れる。
妹が愛しくなった僕は妹の頭をポンポンと軽く叩く。妹は、子供扱いすんな、と言いたげに頭を振った。

不意に顔を上げた妹が僕の顔にキスをしてきた。
顎に、頬に、鼻に、軽いキスを何度も何度も繰り返す。
「おい、ちょっ何して」そう言いかけた僕の口を妹の口が塞ぐ。
妹はすぐに口を離し再び僕の胸に顔をうずめる。

「好き」妹の口から零れた言葉に耳を疑う。「え、なんて?」全体重をかけた妹にベッドの上に押し倒された形になって横たわる。

妹は熱を帯びた眼差しで僕を見つめ再びキスの雨を降らせた。

※(可愛くなかった妹が可愛くなった3へ続きます)

朝目覚めると妹が僕の顔を覗き込んでいた。

「私変われそうな気がする。ううん、変われたと思う。」

妹は昨日までの自信の無さが完全に消えていた。
僕は妹の肩に手を置き、笑顔で言った。「さあ、今日から新しいお前を見せてくれよ。俺は楽しみにしてる。」妹は照れくさそうに笑いながら「うん」と返事をした。その笑顔は、これまで見たどの笑顔よりも輝いていた。

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雌ゴブリンと恋に落ちた話
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雌ゴブリンと恋に落ちた話

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■森での出会い 冒険者の俺は瀕死の重傷で動けなくなっていた。魔獣討伐の依頼で森に入り、壮絶な戦いの末に重傷を負い、手負いの魔獣を一歩のところで逃がしてしまった。血が止まらない。視界もぼやけてきた。やばい。死にそうだ。 そんな状況でゴブリンに見つかってしまった。覚悟を決めたが、不思議なことに襲ってくる気配はない。雌ゴブリンが一人だけのようだ。奴は遠くからこちらの様子をうかがっている。こちらも戦える状態ではない。片方の足は折れているし、武器を握る力も残っていない。 彼女は少しずつ近づいてきた。そして、俺に話しかけてきた。「お前、死ぬのか?」その声はどこか優しさを含んでいて、俺は戸惑いながら答えた。「そのうちな。」 彼女は俺の様子をじっと見つめた後、何も言わずに引き返していった。俺は、金目のものも有用なアイテムも財宝も持っていないので、彼女が興味を失ったのだろうと思った。しかし、ほどなくして彼女は再び現れた。 俺は警戒した。しまった、仲間を呼びに行っていたのか!と思ったが、彼女はまた一人だった。そして、手には果物や薬草の束を持っている。 「食えだにぃ。」そう言って彼女は果物を俺の前に置いた。俺は驚きつつもその果物を手に取り、かじった。甘酸っぱい味が口の中に広がり、少しだけ体力が戻るのを感じた。彼女は薬草を手に取り、俺の傷口にそっと塗り始めた。その動作は驚くほど丁寧で、まるで人間の治療師のようだった。 ■孤独の理由 彼女が俺の世話を続けるうちに、少しずつ互いのことを話すようになった。彼女の名前は「リナ」だということが分かった。そして、彼女がなぜ群れからはぐれて一人でいるのかも。 「お前、群れには戻らないのか?」俺が尋ねると、リナは少し沈黙した後で答えた。「戻れないだにぃ。私、ゴブリンの目から見たらとんでもないブスだにぃ。だから、みんな私を嫌うだにぃ。」 俺は驚いた。リナの顔をじっくり見てみると、確かにゴブリンの基準ではそうなのかもしれないが、人間の目から見ると美人と言える容姿だった。彼女の大きな瞳や整った顔立ちは、俺には魅力的に映った。 「いや、俺から見たら美人だぞ。」俺がそう伝えると、リナは一瞬驚いた表情を見せた後、少し嬉しそうに笑った。「お前、変わったやつだにぃ。でも、ありがとうだにぃ。」 その後、リナは少しはにかんだ様子でこう言った。「お前もなかなかイケメンだにぃ。」 その言葉に俺は苦笑した。ゴブリンの目から見てイケメンということは、人間の目から見て俺はどうなのかっていうと心当たりがあった。俺は女性には全くモテたことがない。むしろ、顔が原因で避けられることすらあった。 「俺がイケメンなら、お前の群れのゴブリンたちも見る目がないな。」俺は冗談交じりに言った。リナは笑いながら答えた。「お前、面白いやつだにぃ。」 ■絆が深まる日々 その後も彼女は俺の世話を続けた。食料を持ってきたり、傷の手当をしたり、森の安全な場所に案内してくれたりした。俺は徐々に回復し、彼女と話す時間が増えていった。彼女の孤独な生活や、他のゴブリンたちとの違いが徐々に分かってきた。 「お前、人間なのに不思議だにぃ。怖がらないだにぃ。」リナはある日そう言った。俺は笑いながら答えた。「お前もゴブリンなのに不思議だ。俺を襲わない。」 その瞬間、俺たちの間に何か特別なものが生まれた気がした。彼女の笑顔を見るたびに、俺は心が温かくなるのを感じた。そして、俺は気付いた。俺はリナに恋をしていた。 ■別れと約束 俺が完全に回復した頃、リナは静かに言った。「お前、もう帰れるだにぃ。でも、また会いたいだにぃ。」俺は頷き、彼女に感謝を伝えた。そして、森を去る前にこう言った。「必ず戻る。お前に会いに。」 それから数週間後、俺は再び森に足を踏み入れた。リナが待っている場所を目指して。 その時、遠くから聞こえる叫び声と剣の音に気づいた。急いで駆けつけると、リナが人間の冒険者たちに襲われているところだった。彼らはリナを単なるゴブリンと見なし、容赦なく剣を振り下ろしていた。 「やめろ!」俺は叫びながら間に割って入った。冒険者たちは驚き、俺を見て止まった。「なぜゴブリンを守るんだ?」彼らは訝しげに問うたが、俺は答えなかった。ただ、剣を抜き、リナを守ると決めた。 俺はなんとか冒険者たちを傷つけることなく、リナを救出することに成功した。彼女は軽傷だったが、恐怖と疲労で震えていた。冒険者たちは俺を裏切り者と見なし、街に戻ることはもうできないだろう。 「あーあ、もう俺街に戻れねえや。」俺がそう呟くと、リナは顔を赤くしながら言った。「じゃあずっと一緒にうちと暮らせばいいだにぃ。」その言葉には、彼女の真っ直ぐな気持ちが込められていた。 俺は少し驚きながらも笑って答えた。「それもいいかもな。」そして俺たちは森での二人だけの生活を始めた。 ※初体験編(R18) https://membership.chichi-pui.com/posts/images/17bea361-6ddc-4777-b0d8-2c6b3e8cb8e4/ ■穏やかな日々 リナとの生活は想像以上に楽しかった。彼女は毎日笑顔で俺を迎え入れ、森の中での暮らしを教えてくれた。俺も彼女を守るために剣を磨き続けた。二人で狩りをし、食事を作り、星空を眺めながら語り合う日々は、俺にとってかけがえのないものだった。 「お前、幸せそうだにぃ。」リナはある日、俺にそう言った。俺は笑いながら答えた。「お前といると、幸せだよ。」 ■再び現れる魔獣 しかし、平穏な日々は長く続かなかった。ある日、仕留め損ねた魔獣が再び姿を現した。俺たちが住む小さな森の家を襲い始めたのだ。俺は剣を握り、リナを守るために立ち向かった。 魔獣との戦いは熾烈だった。俺は全力で応戦し、互角の戦いを繰り広げた。その時、リナが矢を射って援護しようとした。しかし、その矢が魔獣の注意を引き、攻撃がリナに向かってしまった。 「リナ!」俺は叫びながら魔獣に突進した。リナは魔獣の攻撃を受けて重傷を負ったが、その隙に俺は魔獣の弱点を突き、ついに討ち倒すことに成功した。 魔獣が倒れた後、俺は急いでリナの元に駆け寄った。彼女の体からは大量の血が流れていた。俺は彼女を抱き寄せ、必死に手当てを試みたが、彼女の命が尽きかけていることが分かった。 「お前、強かっただにぃ…。」リナは弱々しい声で俺に言った。「一緒に暮らせて、幸せだっただにぃ。ありがとうだにぃ。」 俺は涙を流しながら彼女の手を握った。「俺もだ…お前といる時間が、俺の人生で一番幸せだった。」 リナは微笑みながら最後の言葉を告げた。「お前、生きてほしいだにぃ。私の分まで、幸せになってほしいだにぃ。」 その瞬間、彼女は静かに息を引き取った。俺は彼女の亡骸を抱きしめながら、森の中で涙を流し続けた。 ■新たな誓い リナを埋葬した後、俺は彼女との思い出を胸に生きることを誓った。彼女が愛した森を守り、彼女の勇気を忘れないために。 「お前のことを、ずっと忘れない。」俺はリナの墓に向かってそう誓った。そして、俺は彼女が教えてくれた穏やかな生活を続けながら、彼女の分まで生きようと決めた。 後日談 https://membership.chichi-pui.com/posts/images/108243b6-b40c-4d05-b03a-cf327e415b01/

可愛くなかった妹が可愛くなった2
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前:https://www.chichi-pui.com/posts/392b88b0-e399-427b-a421-989092193ccb/ 妹はメイクもファッションも完璧に決めて、少し自信を取り戻したように見えた。 以前の彼女と比べると、その姿には確かに変化があった。 けれど、僕にはわかる。 妹の中にはまだ不安が残っていることを。新しい自分に踏み出したばかりの彼女は、まだその「新しい自分」を完全に受け入れきれていなかった。 妹が僕にぽつりと言った。 「兄貴、もっと私に自信をくれよ。もっと私の可愛いところ、いいところ、教えてよ。勇気ちょうだい。」 その言葉は、妹の心の奥底からの叫びのように聞こえた。 僕はその頼みに応えるべく、妹の良いところや可愛いところを、これでもかというほど伝えた。 彼女の笑顔がどれだけ魅力的か、話すときに少し首をかしげる癖がどれだけ愛らしいか、そして彼女がどれほど努力家であるか――そのすべてを、僕は一つ一つ丁寧に言葉にした。 「お前がどれだけ頑張ってるか、俺は知ってるよ。」 そう言うと、妹は驚いた顔をして僕を見つめた。僕は続けた。 「この間、書店で愛想よくなるためのノウハウ本を立ち読みしてたよな。あれ、俺見てたんだぞ。」 妹は一瞬固まった後、「うそでしょ!」と叫んで顔を赤くした。 さらに僕は畳みかける。 「母さんの買ってる女性誌の特集記事、こっそり読んでメイクの練習してたのも知ってる。夜遅くまで部屋の鏡の前で、何度も何度もアイラインを引き直してたよな。」 妹の顔はどんどん赤くなっていったけれど、僕は止まらなかった。 「それだけじゃない。お風呂に入ってるとき、のぼせるまで鏡に向かって笑顔の練習してたのも知ってるぞ。あれ、めちゃくちゃ頑張ってたよな。それに、天然アイドルの愛されエピソードを真似してみたら、逆に周りをドン引きさせたって話も聞いたぞ。」 そう言うと、妹は「もうやめて!」と叫びながら枕を掴んで顔をうずめた。 枕に顔を埋めたまま、妹は小さな声で「なんでそんなことまで知ってるのよ…」と呟いた。 僕は笑いながら、「お前が思ってる以上に、俺はお前のことをちゃんと見てるんだよ。お前はすごい努力家だし、その努力をしてる姿が本当に可愛いんだ。だから、自信を持てよ。」と伝えた。 妹がぽつりと言った。「兄貴、私、変わりたいって思ってる。でも、変わったところで、誰も私を受け入れてくれないかもしれないって怖いんだ。また陰口言われる。どうせ、私なんて…」 その言葉を聞いて、僕は胸が締め付けられるような思いをした。妹はこんなにも悩んで、こんなにも恐れているのに、それを誰にも打ち明けられずに一人で抱え込んでいる。僕は深呼吸をして、彼女に向き合った。 「聞いてくれ。」僕の声に妹は顔を上げた。その瞳には涙が浮かんでいる。 「俺はずっとお前を見てきた。お前がどれだけ頑張ってるか、どれだけ変わろうとしてるか、全部知ってる。お前は本当に努力してるし、その姿はめちゃくちゃ格好いいんだ。だけどな、変わることって怖いよな。俺もそう思う。変わった自分が受け入れられないかもしれないって考えたら、不安になるのは当然だ。」 妹は黙って僕の言葉を聞いていた。 僕は続けた。「でもな、変わるってことは、自分をもっと好きになるための第一歩なんだ。お前が変わりたいって思うのは、今の自分を否定するんじゃなくて、もっと自分を好きになりたいからだろ?それってすごく素敵なことだと思う。お前が変わったところで、もし誰かがそれを受け入れなかったら、それはその人の問題だ。お前の問題じゃない。」 妹の目が少しだけ揺れたのがわかった。僕はさらに言葉を重ねた。 「お前が変わることで、きっとお前自身がもっと自分を好きになれる。もっと自信を持てる。そしてその自信を持ったお前は、きっと周りの人たちに良い影響を与える存在になる。だから怖がらなくていい。お前がどう変わろうと、俺はずっとお前の味方だ。お前がどんな姿になっても、俺はお前が好きだし、お前を応援する。」 妹はじっと僕を見つめていた。そして、ゆっくりと涙が頬を伝い落ちた。彼女は震える声で言った。 「本当に、私が変わっても、受け入れてくれるの?」 僕はしっかりと彼女の目を見て頷いた。 「もちろんだ。お前は俺にとって大切な妹だ。変わることを恐れずに、前に進め。俺はずっとそばにいるから。」 その言葉を聞いて、妹は小さく頷いた。そして、涙を拭いながら「ありがとう」と呟いた。その声はまだ弱々しかったけれど、そこには少しだけ希望の光が見えた気がした。 妹はしばらく何も言わずに枕に顔をうずめていたけれど、やがてゆっくりと顔を上げた。その瞳には少し涙が浮かんでいたけれど、そこにはどこか決意のような輝きも感じられた。 そして、妹は小さな声で「ありがとう」とだけ言った。その言葉には、これまでの不安や迷いを少しだけ乗り越えたような力強さがあった。 妹がどれだけ努力しているかを知っている僕だからこそ、これからも彼女を支えていこうと心に誓った。その努力が報われる日が来ることを、僕は信じている。そして、その日が来たとき、妹はきっと本当の意味で自分を好きになれるはずだ。 唐突に妹はスカートとブラウスを脱ぎ下着姿になった。 戸惑っていると妹は僕に抱きつき僕の胸で涙を流し始めた。 「馬鹿、ちょっと泣かせろ」僕はそっと妹の背中に手を回して抱き寄せる。妹も僕の背中に手を回しぎゅっと力を入れる。 妹が愛しくなった僕は妹の頭をポンポンと軽く叩く。妹は、子供扱いすんな、と言いたげに頭を振った。 不意に顔を上げた妹が僕の顔にキスをしてきた。 顎に、頬に、鼻に、軽いキスを何度も何度も繰り返す。 「おい、ちょっ何して」そう言いかけた僕の口を妹の口が塞ぐ。 妹はすぐに口を離し再び僕の胸に顔をうずめる。 「好き」妹の口から零れた言葉に耳を疑う。「え、なんて?」全体重をかけた妹にベッドの上に押し倒された形になって横たわる。 妹は熱を帯びた眼差しで僕を見つめ再びキスの雨を降らせた。 ※(可愛くなかった妹が可愛くなった3へ続きます) 朝目覚めると妹が僕の顔を覗き込んでいた。 「私変われそうな気がする。ううん、変われたと思う。」 妹は昨日までの自信の無さが完全に消えていた。 僕は妹の肩に手を置き、笑顔で言った。「さあ、今日から新しいお前を見せてくれよ。俺は楽しみにしてる。」妹は照れくさそうに笑いながら「うん」と返事をした。その笑顔は、これまで見たどの笑顔よりも輝いていた。

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ある晴れた日の午後、僕はふと教会を訪れることにした。教会の中は静寂に包まれ、ステンドグラス越しに差し込む光が神秘的な雰囲気を醸し出している。僕は祈りを捧げるために正面の祭壇へ向かい、膝をついて目を閉じた。その瞬間、背後から優雅な足音が近づいてくるのを感じた。 振り返ると、そこには一人のシスターが立っていた。彼女は修道服を身にまとい、柔らかな微笑みを浮かべている。しかし、僕の目は彼女の頭にある奇妙なものに釘付けになった。羊のような巻き角が彼女の頭に生えているのだ。その角は自然に見えるが、周囲の人々はそれに気づいている様子はない。僕がその角をじっと見つめていることに気づくと、彼女はふんわりとした笑みを浮かべた。 「あなた、角が見えるのね?」彼女の声は柔らかく、それでいてどこか不思議な響きを持っていた。 僕は言葉を失いながらも頷いた。すると彼女は僕の手をそっと取り、懺悔室へと導いていった。懺悔室の中は薄暗く、外の世界から切り離されたような静けさがあった。彼女は僕を座らせると、自分も向かい側に腰を下ろした。 「ここなら、誰にも聞かれることはないわ。」彼女はそう言うと、少しだけ真剣な表情を浮かべた。「実は、私は悪魔なの。」 その言葉に僕は驚き、思わず息を呑んだ。しかし、彼女の表情には嘘や悪意の影は微塵もない。 「サキュバスという種類の悪魔よ。」彼女は続けた。「でも、あなたが思っているような恐ろしい存在ではないの。私は人間を傷つけるためにここにいるわけじゃない。ただ…孤独だったの。」 彼女の言葉には悲しみが滲んでいた。その瞬間、僕の心の中に彼女への同情と興味が芽生えた。彼女は何者なのか、なぜ教会にいるのか、そしてなぜ僕にその正体を明かしたのか。 「あなたが私の角を見たからよ。」彼女は微笑みながら言った。「普通の人間には見えないものを、あなたは見てしまった。それはきっと、あなたが特別だから。」 僕は彼女の言葉に戸惑いながらも、心の中で何かが変わっていくのを感じていた。彼女の存在は不思議でありながらも、どこか惹かれるものがあった。 その後も僕は彼女と話し続けた。彼女が悪魔であることを知りながらも、彼女の優しさや心の温かさに触れるたびに、僕の中の恐れは次第に薄れていった。彼女は悪魔でありながらも、人間のような感情を持ち、孤独や喜びを感じる存在だった。 教会を訪れるたびに、僕は彼女と懺悔室で話をするようになった。彼女の過去や孤独、そして人間への憧れを聞くたびに、僕は彼女に対する思いを深めていった。そして気づけば、僕は彼女に惹かれている自分を認めざるを得なくなった。 彼女が悪魔であることを知りながらも、僕は彼女を受け入れる準備ができていた。彼女の存在は僕にとって特別であり、何者にも代えがたいものだった。 物語の結末はまだ描かれていない。彼女との関係がどのように進展していくのか、そして僕たちがどのような未来を歩むのか。それはまだ未知数だ。しかし、僕は彼女と出会ったことで、自分自身の心の中にある何かが変わったことを確信している。

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