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#苦悶屋毅のメンバーシップの投稿

小説『不動ルリ伝 夢幻宮へ至る道』【ニャンノ世界】
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小説『不動ルリ伝 夢幻宮へ至る道』【ニャンノ世界】

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【絵物語】 『不動ルリ伝 夢幻宮へ至る道』 時はネコニャリ時代(2200年代) 終末事変により崩壊した 黎輪からしばらく、暗黒の世を 生き抜いた者達が勇ましく闊歩する。 慟哭と、己が信ずる者が為に 剣を抜きて戦った時代を… 忘れることはないだろう… しかして、 幻想はいつか、 終わる… なれど、不動ルリは眉を変えず… 鍛練に励み続ける 此は、彼女の祖先 三國志の時代にて活躍した 夏侯淵の生き様より来たる 心情であり、世情に甘ねく ことなく、戦場にて剣を振るう姿は、まさに…英傑の如く… 刀を振るわば、銘々と… 真っ直ぐなる眼で 行くは不動の心を以て 武人なりし彼女の 隣には… 部長の境記蘭舞だった。 ホッカイロウ、北方を守護せんとする軍人の家系であり、境記と不動は幼馴染みな関係性で、 不動ルリは朝寝ている彼を 朴刀で勝負せんと挑むことがあったりするのは定番であった。 時たま、気になるのは年頃の女性なのか、パンティーを境記の顔に乗せてみたりと、性に関する好奇心は…心には表さずとも気になるものであったりと、むっつりな気がある。 誕生日は10月4日(日本刀の日) 血液型はB型 身長は170cm ちなみに体毛は濃く 境記と2人で山にて訓練した際は 剛毛なる毛魂で彼を魅了した。 下着は褌とサラシを巻いている もとい、不動ルリにとっては、 境記は特別な存在であり、 幼馴染み以上の感情を抱いている。 厳しい鍛練に音をあげる… 軟弱な男たちとは異なり 境記はむしろ、 笑顔で答えてくれるからだ。 その姿に不動ルリは表情には 出さずとも…心がポカポカするのだ。 おにぎりとお茶、好きなものは 和食であり、古風… それでいて、格好いいものが好きで、斜陽学園メカ研究部のロボットには眼をキラキラさせていたこともある。 「なっ、境記、私はこのような物には決して興味などない!」 と述べつつも、境記は幼馴染みとして、好きなのを知っているから メカ研究部の部長に話をつけると、もちろんと引き受けてくれて 不動ルリのロボットを制作した。 (近接武器と牽制用のハンドガンを装備した模型(だと思っている)→実は戦闘用になればロボットとしても乗れる優れもの) まさか、機械に乗れるとは この時の不動ルリは思いもよらなかった。僥倖あるいは運命の糸によって導き出されたことだとでも言うのだろうか… 不動ルリは鍛練に終わりはない… として、異界の門へ修行もとい 斜陽学園 浪漫部が向かったとされる、門の場所へと提案するが… 「光と闇の軍勢が、夢幻宮って場所で…お前、一人じゃ大変だろうから、俺も行く」 「蘭舞、私一人で」 「毛魂の心に誓う…」 境記は不動に自身の陰毛の入ったお守りを渡す。 「蘭舞…なら、私も、お守りはないが…」 1本の陰毛を蘭舞に渡す 「あったかいなルリのは、そして、硬くて強い」 「おっおい、私は真剣だぞ!おっお前になら剣を捧げても…いいくらいに…ごにょごにょ」 という、毛魂の誓いを果たし 夢幻宮へと向かう。 其の場所は、 幻想の夢に溢れており、 見るもの達の心を写し出す 鏡のようであった。 すると、影より出でし、 場所に道化が微笑む 「誰だ!」 剣の切っ先で 影を倒さんとするが… 虚空へと消える そう、苦悶屋毅なる 人物との対峙であり、 彼は苦悶の表情を身につけた 仮面でこう述べた… 「伝説は苦しい…期待は悲しい…希望は闇より深く寂しいよね…」 苦悶屋毅の背後には 道化と武士を融合させた 芯解 ?疑壊苦滅が 不気味に漂っていた… 憂いを帯びたその瞳には 何かを伝えるかの如く さすれども、 其が何か分からぬからこその 狂気に満ち溢れていた… 其がもたらすは絶望か…希望か 立ち止まることなく紡がれる様に 不動ルリは揺るぎなき武を以て 進むのであった! 夢幻宮…闇と光が交錯する戦い の狭間で顕現せし、怪異存在 移ろいゆく意識の糧は 戦争と平和の思いが 混濁し混ざりあった結果の ものである。 Ex 獄卒羅武叶伝救叶 のプロデューサーは 境記蘭舞で、不動ルリは 熱さで腋毛と陰毛がぐっしょり 濡れていることを彼に悟られぬようにステージ上でパフォーマンスをするが…境記には分かっていた 。 なぜなら、彼はケフェチゆえに 不動ルリの毛魂がぐっしょりのグショグショだということを! 揺れ動く…真相心理に共鳴せしは 踊り狂うほどの煌めきか否か… けれども、観客達の士気を あげればあげるほど、 闘魂は増して 愛怒流の力となる。 だからこそ、ケフェチファンの 期待を背負いて不動ルリは 灼熱のライブステージにて 歌を歌うのであった。 Ex2 NYANDAIよりフィギュア化された ことで胸が高鳴る…不動ルリ 実は苦悶屋毅も 心の奥底では喜んでいた。 けれど、王道的な展開と 相反する存在であったために 素直な反応ができなかったことが 彼を苦悶させるものでもあった。 道化のカードか不動なる刀か… 王道世界がある種の結末を 迎えても…夢在る限り終わることはなく紡がれ続けて… 戯曲と成さんと筆致は 力強さを帯びていくのであった。 (前作・全年齢) https://www.chichi-pui.com/posts/aacf9a6a-8816-4814-9fc2-fc9322042743/